「鈴木正治の世界」展

「Gallery North Light」小川さんから、案内を頂き、2026.8.11-12(十和田市現代美術館 市民活動スペース)に開催された、「鈴木正治の世界」展に行ってきました。

青森県出身の世界的に有名な美術家というと、棟方志功、奈良美智の名を挙げる人が多いと思います。鈴木正治氏は、間違いなく、「世界的に有名な美術家」として名が知られたであろうオリジナリティを持ちながらも、その方向を望まず、自然、青森といったものを感じさせる素晴らしい作品を多数残しました。青森の街なか、辰巳館(浅虫温泉 )などで、その作品を見ることができます。

こんなに素晴らしいのに、なぜか知られていない(本人の希望通りなのかもしれませんが)鈴木正治氏の作品300点余りを見ることができるのが、「Gallery North Light」です。青森県十和田市にあります。今回、小川さんの許可を頂いたので、宣伝させていただきます。

では、「鈴木正治の世界」展の作品を紹介します。

「ウゴカズ」 不動明王のことです。ウゴカズ大好き。

「つながり」 元は一本の木です。

これも元は一本の木(左)。ぱっと花開く(右)。実演と解説して頂きました。

仕事が細かい。今回は展示されていませんでしたが、大きいものは、丸太から掘り出した作品があります。大きなものから小さなものまで、繊細で大胆。なんて器用なんだろう!

作品の形について(鈴木正治)
本当は自然の形が最高と思う。人間が手をかけた方が、いやみだ。だからそのいやみな部分はなるべく少なくしたい。展覧会などに行くと「手を触れないで下さい」と札があるでしょう。あれがなにか拒否されたようですごくいやだ。だから自分では、いくらさわっても構わない、踏んだり蹴ったりされてもいい形を作りたいと思った。形そのものとしても、単純にものが表現できれば最高だと思う。そういう考えがあってだんだん今の形になりつつある。 だけど、例えば球体や立方体を正確に作ろうと思えば誰にでも出来るけれど、美術というのはその人の個性がでてこないと面白くない。だから自分の細工をしたくなるところと、それを抑えて単純なものに統一しようとするのと、葛藤がある。そういうことをいつも一人で考えている。別に悩みじゃなく、楽しみなんだけどね。

鈴木正治氏は、こういう方です。生きているうちに、お話聞きたかったなー。

Gallery North Light に後藤伍長の像があるんです。小さくて一見かわいい像ですが、雪の中に立っていた後藤伍長、その像を見ていると、なんというか、泣けてくるのです。悲しいとは別の感情です。「祈る」とは、こういう感覚なのだろうかと思ったりします。

合わせて、八甲田山雪中行軍遭難資料館 も訪問をおすすめします。

八甲田山雪中行軍遭難資料館
明治35年(1902年)1月に起きた陸軍歩兵第五聯隊の「雪中行軍遭難事件」に関する資料館です。当時の時代背景や行軍計画、遭難・捜索の様子を史実に基づいた資料の展…

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